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オフ期間やシーズン中にチームの穴を埋めるために球団が行う1つに助っ人外国人選手の補強があります。
各球団に様々な国からやってきた助っ人外国人選手がいますが今回はその外国人選手にまつわるルールや獲得のメリット、デメリットを紹介していきます。
プロ野球助っ人外国人選手によるあれこれ
外国人選手の補強のメリットデメリット
・メリット
日本人に少ないパワー、スピードのある選手が多い
野手なら長打力、投手なら球威のある選手が多いためクリーンナップ、クローザーなど簡単に球団内で育てることのできない部分を即戦力として担ってもらえることを期待できます。
シーズン中でも獲得することができる
ペナントレースが始まると必ずしも開幕前の構想通りいかないことが起きます。
怪我人や主力の不振そういった穴を埋めるべくシーズン中でも獲得できるのは魅力です。
・デメリット
コストが高い
どうしても即戦力となるとある程度実績のある選手になってしまうので高額な金額を支払わないと契約に結びつかないことが多いです。
穴を埋めてもらえるとは限らない
高額な金額を支払っているにも関わらず、試合では結果が残せないケースもあります。
即戦力として計算している分、活躍できなかった時はチームにとっては痛手になります。
また金銭面においても高額な金額とは結果釣り合わない成績のまま日本を去る外国人選手も多くいます。
外国人枠のルール
現在外国人には1軍登録が4人までというルールがあります。
4人の内訳は野手4人、投手4人という構成は禁止されており4枠全て使う場合は野手、投手どちらも1軍登録されていないといけません。
3人以下の場合は偏っても問題ありません。
一方で支配下登録枠には限りがないので2軍にはルール上何人いても大丈夫です。
また外国人選手も育成契約が可能です。
日本人扱いになる外国人
外国人選手でありながら外国人枠に当てはまらない日本人扱いになる外国人選手もいます。
どういった場合に日本人扱いとなるのか紹介します。
ドラフト会議にて入団する場合
・日本の中学校・高等学校・短期大学
・専門学校に通算3年以上在学
・日本の大学に継続して4年以上在学
・日本に5年以上居住したうえで、社会人野球チームに3年以上在籍
・契約前の在学期間と日本のプロ野球の在籍年数の合計が5年以上経過
該当する選手:陽岱鋼外野手など
ドラフト会議で入団していない場合
・日本のプロ野球でFA権を取得
該当する選手:バレンティン外野手など
また日本に帰化し、日本国籍となる場合も外国人枠から外れます。
外国人の移籍
オフシーズンにFA移籍やトレード以外にも外国人の移籍があります。
FAやトレードには当てはまらない場合、外国人の移籍は自由契約となった後に他球団と交渉し、合意に至る流れとなります。
2月〜11月までがプロ野球選手の契約期間になります。
シーズンオフに来期の2月からの契約を期間内に新たに結ぶことによって外国人選手はチームに残留することになります。
外国人の移籍が起こるタイミングはこの契約期間内に交渉がまとまらず自由契約になるときです。
ほとんどの場合が金銭面で球団側と選手側がマッチせずに交渉がまとまらないケースです。
一度自由契約になってからは他球団も交渉可能になりますのでそこで他球団からオファーがあり合意すると移籍という流れになります。
またシーズン中に自由契約となった外国人選手はウェーバーにかけられ獲得したい球団があれば移籍、ウェーバー期間の1週間が過ぎると自由契約となります。
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