プロ野球はペナントレースが終わるとそのままポストシーズンに入ります。

ポストシーズンとはクライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズを含む日本一を決めるシーズンで通常のペナントレースとは違うものとなっています。

今回はその中でもクライマックスシリーズを深掘りしていきます。

クライマックスシリーズとは

クライマックスシリーズとはペナントレースの上位3チームがトーナメント方式で日本シリーズ選出権をかけて試合をするシリーズです。

セ・リーグ、パ・リーグがそれぞれ最初に2位と3位が対戦。

これをファーストステージといいます。

そして2位と3位の勝者と1位との対戦がファイナルステージとなります。

クライマックスシリーズのルール

クライマックスシリーズにはそれぞれファーストステージ、ファイナルステージがあると説明しました。

しかしそれぞれルールが若干異なるのでそれを解説します。

ペナントレースの2位と3位が3戦試合を行い先に2勝したほうがファイナルステージへと進出します。

その中で2位チームに有利なルールが設定されています。

全試合2位チームのホーム球場での開催

1勝1敗1分、0勝0敗3分の場合2位チームの勝ち抜けとなる

このルールによって2位チームは有利となっています。

ファーストステージの勝者とペナントレースで1位のチームが6試合行い、うち4勝したチームが日本シリーズへと進出します。

ここでも同様に1位チームに有利なルールが設定されています。

全試合1位チームのホーム球場での開催

引き分けによって対戦成績が5分になると1位チームが勝ち抜け

1位チームには1勝のアドバンテージ

このアドバンテージがあるため1位チームは3勝すれば日本シリーズに進めます。

クライマックスシリーズの最大の魅力はシーズン3位で終えても日本一になれる可能性が残るということです。

そのためペナントレース終盤になると優勝の可能性が消滅しても3位までに入りさえすればまずはクライマックスシリーズの出場権が得られるのでペナントレースが終盤までさらに楽しめることで消化試合というものが自ずと少なくなります。

一方で優勝したチームが日本シリーズ出場できない可能性があることに反対意見もあります。

長いペナントレースの優勝を掴み取ったにも関わらずクライマックスシリーズで敗退すればそこで終了となるため特に優勝したチームのファンは納得いかないでしょう。

クライマックスシリーズは日本シリーズ含むポストシーズンの一部であり、通常のペナントレースとはルールが異なります。

クライマックスシリーズがあるからこそペナントレースが優勝だけではなく2位争い、3位争いと見どころが増え、短期決戦ならではの采配など普段の長期戦のペナントレースとは違った試合が観れることが魅力です。